駒形根神社

神社名駒形根神社(コマガタネ、ジンジャ)
通称お駒様
旧社格村社
鎮座地岩手県一関市萩荘字箱清水133番地
祭神大日靈貴命(オオヒルメのムチ)
誉田別命(ホンダワケのミコト)
例祭日10月20日
宮司荻野圀範氏
連絡先〒021−0041
岩手県一関市赤荻字清水10番地
荻野圀範氏
電話 0191−25−3680
由緒
 桓武天皇の延暦年間(AD782-806)坂上田村麻呂将軍勅を奉じ東夷征伐の際、馬体健全・戦勝祈願のため馬頭観世音(全仏立像6寸)を甲の中に納め出陣したが、将軍の向う処敵なきに似たり、一度向うやその威に恐れ帰服し、遂に蝦夷の反乱忽ち鎮定し得たることは、一に田村麻呂将軍の英邁勇武と、神仏の霊的大加護の然らしむるものであると、凱旋にあたり風致兼備なる霊山として勧請された(約1200年前)

 その後、源頼義もまた先史を体して祈願し山麓西入口に二間立方塚を築き、軍馬の霊を祀りたいとこれを神馬塚と称し、祭日には馬産地は勿論、崇敬者は東山及び迫方面より参集し、祈願者全山馬を以て埋むる態を呈したりと
 神威大いにあがり西山道に石階段を献立、拝殿を建立し祭事を奉斎するも山火事に罹り堂宇伽藍悉く炎焼した
 その後氏子相謀り天保14年(AD1847)現社殿を造営す
 明治3年(AD1870)神仏混交禁止令に基ずき馬頭観音像を西光寺に奉遷す

 明治7年(AD1874)村社に列格
見取り図 交通
 国道284・342号「上の橋」東側交差点から参道入口まで西南に約1.5km

 参道入口から山頂まで徒歩約200m


境内のたたずまい

写真1
参道入口の写真  市道に接してコンクリート階段から参道が始まります
 以前は山麓から歩いてここまで登ってきたのでしたが、総合運動公園に通じる道路が出来てからは便利になりました

 参道入口の両脇には御祭神に関して、向かって右に駒形根神社の解説板が、向かって左に八幡神社の解説板がそれぞれ立っています

 階段の途切れた先は山道がしばらく続きます
 写真の赤い手摺の先に石の鳥居が微かに写っています
写真1−2
お祭り広場の写真  平成17年3月には、関係者の協力を得て参道入口脇に「お祭り広場」が整備されました

写真2
拝殿の写真  一の鳥居から更に山道を登ると最後は石段になっています
 ここを登ると正面は拝殿になります

 由緒書きに山火事の事がありましたが、最近も山火事があり、写真左外側の杉まで火が及び、危うく焼失を免れました
写真3
社額の写真  拝殿の社額には「駒形根神社」と書かれています
 横左書きの形式は珍しく、第二次大戦後の時代を表しています
写真4
本殿等の写真  写真の左から、拝殿、幣殿、本殿です

 本殿の基壇はコンクリートブロックで堅固に整備され、幣殿の修繕、全体の屋根替え等、氏子の手により順次整備が図られています



平成18年5月13日現在で更新

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