八雲神社

神社名八雲神社(ヤクモジンジャ)
旧社格村社
鎮座地岩手県一関市花泉町花泉字天王沢93番地
祭神素戔嗚尊(スサノオノ、ミコト)
大年神(オオドシノ、カミ)
例祭日旧6月15日
神事天王さま囃子(笛と太鼓の合奏)
宮司千葉和人氏
連絡先〒029−3101
岩手県一関市花泉町花泉字東鹿野48番地
千葉和人氏
電話 0191−82−2839
由緒
 貞観19年(AD877)6月15日、天台宗乗連院広賢尾張の祇園社より勧請せしものなり。のち暦応3年(AD1340)社殿再建せるものなり。明治39年(AD1906)に七五三社を合祀している
 山林の神、農業の神、疫病退散、厄祓の霊力がある神として信仰されている
見取り図 交通
 JR清水原駅下車、徒歩約20分

 岩手県交通「金沢本町」下車、徒歩約25分

 花泉小学校入口の橋のたもとから小学校の方に進み、そのまま直進。T字路に突き当たった辺りから、右手前方に社標と赤い鳥居が見えるので、目印にして進む
境内のたたずまい

写真1
社標と一の鳥居の写真  写真の左端近くに赤い一の鳥居とその手前の社標が小さく見える。参道は社標から一の鳥居に進み、更に右手に向かって登る
 二の鳥居は民家の陰になって見えない
 右端の住宅は宮司宅。宮司宅左手の裏参道の先に社殿がある
写真2
二の鳥居の写真  石の二の鳥居と参道石段を右手から進む
 その先に拝殿が見える
写真3
拝殿の写真  参道を登り切るあたりに三の鳥居に替えて冠木門が建ち、その奥向かって右に樅の大木が、向かって左に御神木の杉が、正面に拝殿がある
 御神木は「天王の大杉」と呼ばれる。大正2年の大風で折れたので上部を切断し、屋根を掛けて保存しているという。大正9年の日本名木300本の一つに数えられ、推定樹齢1600年
写真4
社額の写真  拝殿正面の社額は「村社八雲神社」と彫られているが、「村社」の部分は敗戦後の指令で消されている
 由緒書板や寄進銘板も貼られている
 鈴と鈴緒が掛けられている
 多段の蝋燭台が目新しく映ります
写真5
本殿の写真  右から拝殿、幣殿、本殿と続く
 本殿には石の瑞垣が設けられている
 本殿と拝殿の鬼板は、屋根がトタン張りにも拘わらず、従前の瓦を残しており、特に本殿は鯱が上げられている
 その他、本殿には下懸魚、桁隠、組高欄、脇障子が設けられ、丁寧に仕上げられている
 幣殿は現代風
 右端の建物は社務所・参集殿
写真6
宮司宅の写真  参集殿の向こう側は宮司宅になっている
 左手の建物のある辺りには、嘗て江戸時代、修験道の時代には弥勒院が建っていたという


写真7
 宮司宅の裏には、その時代の名残をとどめる板碑が残っている
板碑の写真


平成23年12月16日現在で更新

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